財務コンサルティング事例(1)
お客様が抱えていた課題・要望
毎期売上増加しているが、金融機関からの資金調達枠が思うように広がらない。 必要なときの運転資金もタイムリーに調達が難しい。
具体的な相談内容
- 銀行に運転資金を申し込んだが、なかなか動いてくれず資金繰りが苦しい。
- 取引銀行の間口を広げたいが、なかなかうまくいかない。
- 銀行に決算書を渡す度に、いつも指摘事項があるが、どう改善していいかわからない。
経営状況
年間売上 4億円 | 業種 飲食店経営 |
経常利益 1千万円 | 業績 成長段階 |
借入総額 1億円 |
具体的活動
常時、銀行に指摘される決算書の内容把握と改善準備
相談時が決算月の2ヶ月前だった為、期中の試算表を元に決算月までの間決算月に向けた財務状況の改善を行った。(決算対策準備)
対外評価が高まる決算対策
決算月を迎えたため、決算月中における実務処理により貸借対照表の内容改善を行う。決算対策に於いては、メインならびにサブ行の担当者との直接の決算打ち合わせを行い、最終的に関与税理士事務所との打ち合わせにより決算対策を行う。(決算対策)
新たな決算書による融資枠拡大
新たな決算・申告書を元に、メイン行・サブ行を中心に既存借入額の増加と借換運転資金の調達交渉を行う。
銀行取引の整理と取引拡大
メイン行を中心に取引銀行の整理を行う。動きが悪かったサブ行の取引残高を0に。新規参入行から保証協会付5,000万円、信用取引枠を2,000万円に。また他2行から信用取引枠を1,500万円獲得。メイン行の保証協会枠と信用保証協会枠を5,000万円拡大。
コンサルティング成果
- 銀行取引枠の1億円から1億6千万円への拡大
- 信用取引枠(プロパー枠)の 700万円から6,000万円への拡大
- 信用保証協会枠の、5,000万円枠の温存
今後の課題
- 毎期決算に向けての月次段階での対策を行う。対策の内容につき毎月定例の役員会議にて報告、検討を実行する。
- 役員会議での検討に向けて、幹部への財務研修も平行して行う。